3月90日

小笠原現代日本語事典改訂版(ブログ)
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                                           写真 工事現場看板

さんがつきゅうじゅうにち【三月九十日】
 3月は31日が終である。この日は年度末日でもあり、例えば2017年3月31日は平成28年度の末尾である。しかし、4月以降に工事が続けられていることもあり、小笠原諸島の建設業界と役所では3月は90日あると言われている。前年度工事が5月下旬頃まで続くこと。年度後半に発注された工事、年度末近くに発注された工事が4月にまたがっている場合もある。4月に工事が始まり、今年は着工が早いと思ったら前年度工事だったこともある。
  ――ろくじゅうにち【三月六十日】
 4月末までは、前年度工事が行われていること。
 《用例》今年は会検[かいけん]*があるので、3月60日しかない。
    * 会計検査院検査。数年おきに5月中旬頃にある。